序 章 問題の所在
1. 本書の課題
2. 研究史
3. 視角と方法
4. 本書の構成
第一部 革命戦略の転換
第1章 根拠地構想の展開――存在の「軍事的」保障から「製度的」保障へ
はじめに
1. 東徵と統一戦線工作
2. 3方麵軍の閤流と西安の新情勢
3. 西安事件と陜甘寧辺區の成立
むすび
第2章 黨・軍隊・「國傢」――組織の実態とその再編
はじめに
1. 「中華ソヴェト共和國」と黨軍政関係
2. 黨組織の分裂とその収拾
3. 「第2次國共閤作」の成立と黨軍政関係
むすび
第3章 抗日民族統一戦線と中國革命――ソヴェト革命路線と「抗日民族革命」
はじめに
1. ソヴェト革命路線と反日問題
2. 抗日民族統一戦線と「民主共和國」構想
3. 國共再閤作と「抗日民族革命」
むすび
第二部 転換期の中國政治と白區工作
第4章 平津地區――一ニ九運動と北方局
はじめに
1. 一ニ九運動と平津地下黨
2. 中國共産黨の統戦工作と劉少奇
3. 白區工作會議と華北の新情勢
むすび
第5章 上海――救國會・救亡協會と上海地下黨
はじめに
1. 1930年代前半における上海の共産黨組織
2. 路線「転換」と「臨委」の成立
3. 救國會運動と上海地下黨
4. 「全救」の成立と政治情勢
5. 國內平和の実現と全民族的抗戦態勢
むすび
第6章 西安――「地方実力派」と中國政治
はじめに
1. 「八一宣言」の伝播と「三位一體」の初歩的形成
2. 「西北大聯閤」構想と「三位一體」の成立
3. 西安事変と中國政治の転換
むすび
第7章 武漢――抗日高潮と長江局
はじめに
1. 日中全麵戦爭と「第2次國共閤作」の成立
2. 「臨時首都」武漢の誕生
3. 「大武漢」防衛と長期抗戦への布石
むすび
第三部 指導者群像――協調と葛藤
第8章 王明――コミンテルンと中國共産黨
はじめに
1. コミンテルンの中國黨指導
2. 抗日民族統一戦線政策の提起と具體化
3. 「崑崙山の神仙」とその挫摺
むすび
第9章 張國トウ――もうひとつの長徵
はじめに
1. 川陜ソヴェト區と第4方麵軍の長徵
2. 第2中央の樹立とその挫摺
3. 抗日民族統一戦線と張國トウ
むすび
第10章 毛沢東――路線「転換」と軍事問題
はじめに
1. 権力中樞への參入と軍事指導
2. 抗日民族統一戦線と軍事問題
3. 日中全麵戦爭と指導権の確立
むすび
終 章 1930年代における中國共産黨の危機と再生
1. 中國共産黨の再生と「抗日民族革命」
2. 1930年代なかばの中國政治と共産黨
3. 「新民主主義革命」の歴史的射程
文獻目録
A. 電報
B. 資料
C. 定期刊行物
D. 參考文獻
あとがき
事項索引
人名索引
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收起)