緒 論 遼史研究の新しい課題
第一部 氏族と部落
第一章 契丹の氏族
第一節 耶律氏
第二節 遙輦氏
第三節 蕭氏
1.述律氏
2.拔里氏
3.述律氏と拔里氏の関係
4.乙室已氏
5.その他の姓氏
5.1迭剌氏(奚人の姓氏)
5.2勃里氏
5.3烏隗氏
5.4迷里吉氏
5.5甌昆氏
5.6蔑古乃氏
5.7僕隗氏
5.8楮特(初魯得)氏
6.奚人姓氏の問題
第四節 「述律」と「右大部」の関係
第五節 迭剌部
第六節 審密五部
第七節 小結
第二章 契丹の社会組織
第一節 斡魯朶と捺鉢
第二節 部落氏族制から部落家族制へ
第三節 部族から国家への發展
1.皇族
2.腹心部
3.惕隱司
4.后族が北府を、皇族が南府を統領する
第四節 横帳
1.橫帳の本義
2.橫帳の性質
3.「第一橫帳(第一等國姓)」と「第二橫帳(第二等國姓)」
4.橫帳と二院皇族の関係
5.「帳」「宮」「院」の関係
第五節 国舅帳
1.國舅帳の設立
2.國舅別部大・小翁帳と國舅大・少父房
2.1國舅別部大小翁帳
2.1.1國舅別部小翁帳（淳欽皇后の実の弟阿古只の一系)
2.1.2國舅別部小翁帳（淳欽皇后の異父仲兄室魯の一系）
2.1.3國舅別部小翁帳（忽没里の一系）
2.1.4國舅別部大翁帳（淳欽皇后の異父長兄敵魯の一系）
2.2国舅大少父房
3.聖宗朝以降の國舅諸帳の構成
第六節　承帳制度
1.幼子の承帳
2.子孫が絶えたための近親の子による承帳
3.子孫が絶えたための皇子による承帳
4.籍沒による承帳
第七節　婚姻制度
第二部 皇族と外戚
第一章 遼朝の皇族
第一節 六院夷離菫房
1.諧領蒲古只の長子曷魯隱迪魯古
1.1曷魯隱迪魯古の長子敵輦鐸臻
1.2曷魯隱迪魯古の次子涅剌昆古
1.3曷魯隱迪魯古の第三子鐸袞突呂不
2.匣馬葛
2.1耶律迪烈と撻體娘子
2.2特免奪里不郎君と司家奴
第二節 孟父房
1.敵輦巖木古の長子胡古只
2.敵輦巖木古の次子末掇
3.敵輦巖木古の第四子國隱寧麻討
第三節 仲父房
1.敵輦鐸只夷離菫
2.老袞綰思燕王
3.信寧魯不古
第四節 季父房
1.率懶剌葛
2.雲獨昆迭剌
3.阿辛寅底石
第二章 遼朝の外戚
第一節 国舅別部小翁帳（国舅夷離畢帳）
第二節 国舅別部大翁帳（拔里氏）
第三節 国舅別部小翁帳（国舅尚父帳）
1.室魯の子孫
2.阿古只の子孫
1.孝穆
1.1孝穆の子孫
1.2孝穆の娘
2.孝先
3.孝誠
3.1知章
3.2知微
3.3知行
3.4知善
3.5知玄
3.6孝誠の娘
4.孝友
5.孝惠
6.蕭和の娘
第三部 習俗と文化
第一章 契丹人の命名習俗
第一節 漢風の名
1.性別を区別しない名
2.性別を区別する名
3.その他
第二節 契丹人の「字」
第三節 「名」の性別標識
第四節 契丹の女性の名の特徴
第五節 部族名をもって「名」付ける習俗
第六節 入金以後の契丹人が改冠した漢姓
第二章 契丹人の親族呼称
第一節 「兄弟姉妹」を表す呼称
第二節 妻に対する呼称
第三章 契丹人の女性に対する尊称
第四章 契丹人の婚姻習俗
第一節 兄死妻嫂
第二節 甥舅婚
第三節　「再婚其舍」と非耶律氏族の間の通婚
第四節 契丹人と漢人との通婚
第五章 契丹の自称及び漢人に対する呼称
第一節 契丹の自称
第二節 契丹の漢人に対する呼称
· · · · · · (收起)