物語文学の場 —作者、作品、読者の「近さ」を中心に— 鈴木一雄 7ー24
紫式部日記と源氏物語 —仮構される読者— 久保朝孝 25ー33
日本の絵を読む —単一固定視点をめぐって— 千野香織 34ー50
語ることと読むこと —太平記読みの周辺—兵藤裕己 51ー64
〈読み〉の変遷 —(日本〉と『平家物語』— 高木信 65ー84
藩校の意味 木越治 85ー97
間作者性と間読者性および文体の問題 —『牡丹灯篭』と『経国美談』の場合— 亀井秀雄 98ー113
女の声を拾う —明治初期小新聞の投書— 平田由美 114ー133
境界としての女性読者 《読まない読者》から《読めない読者へ》 飯田祐子 134ー163
〈見ること〉と〈読むこと〉の間に —近代小説における描写の政治学— 金子明雄 164ー184
「モデル問題」とメディア空間の変動 —作家・モデル・〈身辺描き小説〉— 日比嘉高 185ー200
大正六年—文壇のパラダイム・チェンジ 山本芳明 201ー215
一九三〇年代のメディア/文学論と黙読性の問題—大宅壮一と大熊信行の理論の批判的検討— 坪井秀人 216ー229
テクストと読者との対話のために —読者論と言語論の豊かな出会いに向けて— 難波博孝 230ー241
読者論の歴史とその授業 丹藤博文 242ー255
解説 256ー267
文献一覧 268ー277
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收起)