序論 中国社会における文化の再構築とグローカル化(韓敏)
●第1部 歴史の視座からみる中国のグローカル化
上海租界のなかの西洋文化:亡命ロシア人とユダヤ人がもたらした芸術音楽の受容プロセス(井口淳子)
中国における火葬装置、技術の普及と労働現場の人類学:新たな技術を受容し、環境を再構成する人々に着目して(田村和彦)
銅像のジェンダー:社会主義的身体表象に関する考察(高山陽子)
キャンベラの「中国城」を生きる孔子・チャイナフード :越境するグローカル化の中国表象への試み(高 明 潔)
●第2部 文化行政からみるナショナル・地域の文化遺産
グローカル化における祝祭日の再構築:中国の端午節の文化変容を事例に(謝茘)
項羽祭祀の伝承とその文化遺産化:安徽省和県烏江鎮の「3月3覇王祭」(韓 敏)
中国における無形文化遺産をめぐるグローカリゼーションの一側面:広東省珠江デルタの「中山咸水歌」を例に(長沼さやか)
博物館建設と学校設立にみる伝統演劇界の再編過程:陝西地方・秦腔の事例から(清水拓野)
●第3部 個人や企業主導の文化実践と表象
チワン族の繍球文化:その実践とシンボリズム(塚田誠之)
農民画という「アート」の創生:プロパガンダから観光商品へ(周 星)
葬儀産業の形成から見る文化の伝承と変容:上海市を事例に(何 彬)
グローカリゼーションという視点から見た祭祀空間としての家屋の変遷:広東省珠江デルタの事例から(川口幸大)
町に出るピモ:県城におけるピモ(彝族祭司)の活動(清水 享)
編者あとがき/索引
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收起)