序章 行政神話の解読
1 はじめに
2 行政と執行
3 戦後政治過程
4 新自由主義と首相リーダーシップ
第1部 政治行政過程の実証的研究
第1章 政治的多元主義と行政官僚制
1 行政官僚制と政党 017
2 行政官僚制と利益団体 026
第2 章 立法過程と政党・圧力団体・官僚の関係
1 はじめに
2「国会事前手続」の成立
3 圧力団体と立法過程
4 国会審議
5 国会議員の役割認知
6 質疑応答(要旨)
第3 章 通信行政と産業政策
1 はじめに
2 電気通信政策に関する決定過程
3 郵政省――行政主体
4 行政指導と市場の論理
5 むすび
第4 章 圧力団体の政治行動――政党か行政か
1 はじめに
2 前回(1981年)調査結果と今回(1993~94年)調査結果の比較
3 本稿の構成
4 団体の活動――政党か行政か
5 むすび
第2 部 中央地方関係と政官関係
第5 章 地方自治理論のもう一つの可能性――諸学説の傾向分析を通して
1 はじめに
2 政治学(主として行政学)の地方自治論
3 公法学の地方自治論
4 諸学説への評価
5 地域政治の勃興
6 むすび
第6 章 地方議会の主体性
1 制度の枠組み――地方議会の消極的解釈
2 議員の意識――地方議会の主体性の進展
3 現実――旧図式から新図式へ
第7 章 地方自治における二律背反――自律性と行政水準(または活動量)のトレード・オフ
1 はじめに
2 地方自治の現実化のために
3 本当にジレンマか
4 市民の態度
5 中央政府側の態度について――むすびにかえて
第8 章 京都市政と行政
1 市長と行政組織
2 局長と諸アクター
3 職員組合
4 市長、議会官僚制、職員組合の相互関係
第9 章 地方分権化改革の成立構造
1 改革のはじまり
2 分権化改革の内容
3 改革の政治構造
4 成果への評価
5 分権化改革の理想と現実
第10章 市長の諸改革評価における対立軸
1 はじめに
2 市長の影響力
3 分権改革
4 市町村合併の効果
5 おわりに
第3部 行政責任と政官関係
第11章 カール・フリードリッヒ再読
1 行政責任論争
2 実態としての政官関係の描写
3 カール・フリードリッヒの理論的な問題提起
第4 部 研究の自立・研究者の自立
第12章 政治学者のサイクル
1 学問に指導はあるか
2 共同作業としての政治学
3 論文の書き方
4 好きな学者と先達――戦後政治学
5 初学者の出会う悩み
6 学会市民と徒弟時代
7 政治学の社会的な貢献
8 まず書き始めよ
9 共同研究――自発性と外発性
10 研究生活のイメージ
事項索引
· · · · · · (
收起)