序文 i
宋元時代における科学技術の展開 (藪内清) 1
はしがき 1
I 北宋期の科学技術 2
II 靖康の変とその科学史上の意義 14
III 金元交替時の科学 18
IV 元代の科学と西域との関係 24
結論 30
宋の自然哲学- 宋学におけるその位置について- (山田慶児) 33
I 宋学の理念 33
II 宋学の構図 41
むすび-自然哲学への道 50
宋元時代の数学 (藪内清) 53
I 宋元時代の算書 53
1. 総論 53
2. 秦九韶と数書九章 56
3. 李冶 58
4. 楊輝 59
5. 朱世傑 63
II 高次方程式の解法 64
III 級数求和法及び招差術 69
IV 天元術・四元術 73
V 大衍求一術 77
VI 幾何学と三角法 80
VII 民間数学の発達 81
結論 87
宋元時代の天文学 (藪内清) 89
はしがき 89
I 遼・金の大明暦 91
II 紀元暦と重修大明暦 92
III ウイグル暦と中国の暦法 97
IV 授時暦について 101
V 宋元の観測器械 105
VI 天文観測 111
VII 五星の位置計算 115
結論 121
宋元の医療 (宮下三郎) 123
はしがき 123
I 都市と伝染病 124
II 南遷と風土病 129
III 医療組織と医官 134
1. 翰林医官医 134
2. 本草の増訂 135
3. 国定医書の編纂 137
4. 明堂図の校定と人体模型の鋳造 138
5. 太医局と専門科目 139
6. 薬局と局方 141
IV 高級官僚の貢献 145
1. 医書の校訂と刊行 146
2. 衛生工学と個人衛生 147
3. 法医学 148
4. 人体解剖図 148
5. 職業病への注意 149
6. 性ホルモン剤の創成 150
V 民間の医家と医説 155
VI 医学の東西交渉 159
1. 外国医学の受容 159
2. 外国への伝播 161
VII 総括 165
参考文献 167
中国本草の伝統と金元の本草 (岡西為人) 171
はしがき 171
I 神農本草とその伝統(正統本草) 172
1. 神農本草 4巻 172
2. 名医別録 3巻 175
3. 神農本草経 3巻 176
4. 神農本草経集注 7巻 178
5. 新修本草 20巻 179
6. 重広英公本草 20巻 180
7. 開宝本草 20巻 180
8. 嘉祐本草 20巻 182
9. 図経本草 20巻 182
10. 重広補注神農本草并図経23巻 183
11. 証類本草 31巻,大観本草 31巻,政和本草 30巻 183
12. 本草衍義 20巻 186
13. 其他の傍糸本草 187
14. 北宋本草の特性 188
II 金元時代の本草 191
1. 証類本草の版行 191
2. 金元時代に著作された薬書 191
3. 珍珠嚢 194
4. 湯液本草 196
5. 金元本草の特徴 202
III 金元薬理説発展の経過 204
1. 成無已の薬説 204
2. 劉完素及び張従正の薬説 205
3. 金元薬理説発生の基盤 207
結語 210
宋元の軍事技術 (吉田光邦) 211
はじめに 211
I 戦法と戦例 212
II 各種の兵器 218
III 元における兵器の製造 228
宋代の生産技術 (吉田光邦) 235
I はじめに 235
II 鉱業技術 236
III 機械類など 250
IV 陶磁器 257
V 印刷と出版 267
VI むすび 277
宋元酒造史 (篠田統) 279
序章 280
I 北山酒経 284
II 蘇東坡と酒 295
III 山家清供・麹本草その他 303
IV 居家必用事類全集と飲膳正要 318
V その他の金元の酒造 324
結語 327
附 朝鮮の農書と宋元の酒造 327
飲膳正要について (篠田統) 329
元の王禎『農書』の研究 (天野元之助) 341
I 王禎『農書』とその刊本 341
1. 王禎と『農書』刊行事情 341
2. 36巻本と22巻本 345
3. 王禎『農書』の版本 346
II 各種版本の検討 354
1. 本文について 354
2. 絵図について 358
III 王禎『農書』の内容分析 371
1. 王禎『農書』の構成と特色 371
2. 「農桑通訣」の考察 373
3. 「穀譜」の考察 386
4. 「農器図譜」の考察 420
IV 結語 454
· · · · · · (
收起)