本書は,2000年から2008年まで2期8年間熊本県知事を務めた潮榖義子を事例とし,保守的な政治風土の熊本県でいかにして女性知事が再選されたのかを丁寧に追うものである。特に潮榖が再選を果たした2004年4月の熊本県知事選挙と,1期目の4年目という1年間に焦點を當てる。本書が注目するのは,2期目の選挙に至る現職知事の思惑と,議會會派や有権者や支持者などその他の諸アクターとの攻防であり,本書の大部分は熊本県における1年間のフィールドワークという質的方法により女性知事の再選メカニズムを詳細に追うことで、保守的な政治風土における女性リーダーの存続可能性を探ることを大きな目的としている。
中條 美和(なかじょう みわ)
1976年 東京都生まれ。2000年、東京大學法學部卒業。2008年、東京大學大學院法學政治學研究科博士課程修瞭、博士(法學)。2015年、テキサスA&M大學大學院政治學部博士課程修瞭、Ph.D. in Political Science.早稲田大學高等研究所助教を経て2015年より北海學園大學法學部講師。
研究分野 地方政治論、政治行動論、アメリカ政治
現職 北海學園大學法學部講師
業績
Civic Engagement and Trust in National and Local Governments, テキサス A&M 大學博士論文、2015年
「地方政治における「ボス議員」の影響力の変化-年齢と當選迴數から」『都市問題』101巻5號、2010年など。
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