新撰万葉集は、種々の意味で、万葉集と王朝和歌の接点に立つものである。正訓字主体表記の和歌に七言四句の漢詩を添えたその形式は、当時の日本文芸の状況を物語る。諸本は、大きく流布本系と原撰本系とにわかれ、流布本系は、さらに羅山本系、京大本系、版本系の三つのグループが考えられている。本書は、その諸本のうち、今まで影印のなかった羅山系の中から林羅山旧蔵本(内閣文庫蔵)と、契沖の校訂にかかる元禄九年版本(浅見徹蔵)の二本を影印に付し、さらに、両本の解説、文献目録と浅見徹による諸本研究とを加える。新撰万葉集研究の一助となるのみならず、元禄九年版の影印は契沖研究にも資するところが大きい。
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