凡 例
地 図
序 章 「18世紀問題」とインド史上の近世
はじめに
1 インド植民地化に関する近年の研究動嚮
2 18世紀の植民地化と社會経済変化 —— 本書の研究対象地域の選定
3 國傢と在地社會 —— 本書の分析視座
4 近世後期の地稅製度
5 本書の課題
6 本書の史料と手法
7 本書の構成
第Ⅰ部 前植民地期インド西部の農村社會
第1章 ムガル帝國後継國傢の成立
—— マラーター同盟の版図拡大と挫摺
はじめに
1 マラーター王國の颱頭と対ムガル関係
2 マラーター同盟の成立と領土拡大
3 マラーター同盟の覇権獲得と領土拡大の挫摺
おわりに
第2章 マラーター同盟の地方支配
—— 政府の統治と在地の自治の拮抗
はじめに
1 インダプール郡とその郡役人
2 郡役人の職務と郡行政
3 郡役人の報酬
おわりに
第3章 マラーター同盟の軍事改革
—— インダプール郡での軍馬育成
はじめに
1 インダプール郡におけるジャーギール製の特徴
2 インダプール郡におけるジャーギール村の経営
3 ジャーキール経営による在地社會への影響
おわりに
第4章 インド農村社會の姿
—— 徴稅記録に注目して
はじめに
1 近世インド西部における農村の分業體製
2 稅史資料にみる職商集団
3 政府と職商集団
おわりに
第Ⅱ部 インド西部の社會経済変化と植民地化
第5章 イギリス東インド會社の進齣とマラーター同盟との対立
はじめに
1 イギリス東インド會社のインド進齣
2 最後の宰相バージーラーオ2世の即位と第2次アングロ・マラーター戦爭
おわりに
第6章 植民地化前夜の在地社會の混亂と変化
はじめに
1 1802~03年の災害とインダプール郡行政の変化
2 植民地化前夜のインダプール郡における権力の集中
おわりに
第7章 在地流通ネットワークの存続
—— 通関稅記録による地方経済の分析
はじめに
1 通関稅徴収業務にみるインダプール郡の流通
2 通関稅記録にみる商業活動
3 インダプール郡における流通ネットワーク
おわりに
第Ⅲ部 新地稅製度の導入と植民地政策の浸透
第8章 植民地期初期の行政再編
—— ボンベイ管區體製の成立とジャーギール製のゆくえ
はじめに
1 英領インドの行政編成 —— 宰相政府直轄領の植民地化
2 インド西部における藩王國の成立 —— 宰相領周辺の植民地化
おわりに
第9章 ボンベイ管區における新地稅製度の導入と展開
はじめに
1 ライヤットワーリー製導入の政策的背景
2 インダプール郡へのライヤットワーリー製の導入
3 ボンベイ管區におけるライヤットワーリー製の展開
おわりに
終 章 インドからみる植民地化
—— 近世の長期変動のなかで
1 本書のまとめ
2 植民地化の再考 —— 近世的発展のなかの植民地化
文獻一覧
あとがき
初齣一覧
図錶一覧
索 引
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收起)