《目次》魏晋期の「楽府」――『文心雕龍』楽府篇の記述をめぐって(佐藤大志)/劉孝綽の詩語――その出典に注目して(佐伯雅宣)/六朝小説に見える「北斗君」(許飛)/李善伝記新考(陳翀)/杜甫の犠牲精神の奥に見えるもの――「茅屋為秋風所破歌」「鳳凰台」をめぐって(中木愛)/「雪」の美を詠む韋応物詩――「艶雪」の語を中心に(山田和大)/春への憎悪――白居易の青春(橘英範)/〈炭売りの翁〉に関する二つの記録――白居易「新楽府・売炭翁」と実録の関係について(畑村学)/六朝・唐代龍類小説と仏教――「倶名国」と「柳毅伝」をめぐって(屋敷信晴)/「富」「都市」をめぐる話と『続玄怪録』(高西成介)/中国古小説における「冥簿」について(安田真穂)/延寿説話小考――禄命簿ならびに管輅故事を手がかりとして(角谷聡)/『金瓶梅』の服飾描写(川島優子)/袁枚「祭妹文」ができるまで――「女弟子素文伝」と「哭三妹五十韻」(市瀬信子)/『紅楼夢』における水意象と花意象(森中美樹)/『紅楼夢』後四十回における賈宝玉の病と通霊宝玉――神瑛侍者来歴の改編を端緒として(船越達志)/郁曼陀「東京雑事詩」と竹枝詞(小川恒男)/「香をぬすむ」文学(章剣)/日本中世禅林における杜詩受容――忠孝への関心(中期の場合)・解釈の様相(太田亨)/琉球儒学の特質――教諭・実学・風水(中村春作)/広瀬旭荘「除夜祭詩」にみられる小説的要素――分身譚の盛り込みを中心に(郭穎)/石川鴻斎『夜窓鬼談』における袁枚『子不語』の継承と創意――「縊鬼」を中心として(盧秀満)/富永一登先生業績目録
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收起)