タイポグラフィの世界(小宮山博史)
第1章 タイポグラフィの歴史
漢字の発明と発展(阿辻哲次)
仮名の誕生(石川九楊)
中国における紙の発明と世界への伝播(石橋正子)
中国・朝鮮における活字の発明(金子和正)
グーテンベルクの活版印刷術発明(雪嶋宏一)
活版印刷術の波及とインキュナブラ(雪嶋宏一)
日本の木版印刷文化(大内田貞郎)
ヨーロッパ近代活版印刷術、日本への伝播(小宮山博史)
近代日本で開発された活字書体(府川充男)
欧文活版書体の系譜(後藤吉郎)
欧文書体設計の現在19世紀から21世紀へ(白井敬尚)
欧文書体の形態的分類について(早川浩)
近代日本の活字設計者たち(府川充男)
和文書体の分類優れたタイポグラフィを生みだすもの(小宮山博史)
モダン・タイポグラフィの理念と展開(山本太郎)
欧文タイポグラフィの伝統と革新1920─30年代(山本太郎)
スイス・タイポグラフィの確立とその影響1950─60年代(神田昭夫+編集部)
大衆文化の新リーダー、アメリカの登場1950─70年代(臼田捷治)
和文活字組版の洗練明治─昭和戦前期(府川充男)
新進デザイナーの台頭1960─70年代(臼田捷治)
金属活字の衰退と写植の定着1980年代(臼田捷治)
第2章 タイポグラフィを構成するもの
嵯峨本──活字による写本の継承(増田はるみ)
金属活字単純だが深遠なノウハウが隠されている(髙内一)
手動写真植字機多書体で柔軟な組版が可能(布施茂)
電算写真植字システム写植機八十年の集大成(布施茂)
デジタルフォント拡大、縮小、変形が自由自在(澤田善彦)
洋紙羊皮紙をモチーフにした紙(宍倉佐敏)
和紙中国から伝来、日本で改良された紙(宍倉佐敏)
和装本の種類(吉野敏武)
西欧装幀本の歴史(大家利夫)
凸版活版を代表とする最も古い方式(板倉雅宣)
凹版グラビアや銅版画が代表例(板倉雅宣)
平版最も一般的なオフセットが代表例(板倉雅宣)
孔版いたって単純、軽便、だから便利(坂本秀童子)
新聞のデザイン広告の構造を取り入れ近代化(府川充男)
雑誌のデザイン欧米の影響と新たな手法の開拓(臼田捷治)
書籍のデザイン「ブックデザイン」への挑戦と達成(臼田捷治)
図表のデザイン情報の視覚化(太田徹也)
レタリング書体を見る目を養い、個性豊かな書き文字を生みだすもの(小宮山博史)
ロゴタイプのデザイン企業理念やイメージの視覚化(冨田由利子)
サインのデザイン迷いから決断へと、人を導く(冨田由利子)
ピクトグラムのデザイン意味や概念を伝える絵文字(冨田由利子)
パッケージのデザインさまざまな機能を満たし、しかも扱いやすい(冨田由利子)
さまざまな言語と文字言葉と表記(小池和夫)
字体、書体とフォント、ファミリー文字をめぐる言葉の矛盾と混乱(小池和夫)
ラテン文字の歴史と日本語ローマ字表記(小池和夫)
漢字をめぐる諸問題の整理(小池和夫)
仮名の歴史と表記法(小池和夫)
活字のエレメント(小宮山博史)
日本語のタイプフェイス・デザイン本文用明朝体を中心に(鳥海修)
第3章 タイポグラフィのしくみ
活字の単位(府川充男)
紙の判型と規格(林治雄)
本の構造(日下潤一)
版面の設計(日下潤一)
テキストにふさわしい書体の選択(日下潤一)
ラテン文字による欧文組版方法の基礎(家辺勝文)
グリッドシステム(小泉均)
日本語組版方法の基礎(向井裕一)
第4章 文字とコンピュータ
日本語の句読法(境田稔信)
画面に文字が表示されるまで 文字を扱うコンピュータの仕組み入門篇(高野琢巳)
フォントの中身はどうなっている 文字を扱うコンピュータの仕組み詳細篇(三橋洋一)
タイポグラフィ年表
索引
執筆者一覧
阿辻哲次,石川九楊,石橋正子,金子和正,雪嶋宏一,大内田貞郎,小宮山博史,府川充男,後藤吉郎,白井敬尚,早川浩,山本太郎,神田昭夫,臼田捷治,増田はるみ,髙内一,布施茂,澤田善彦,宍倉佐敏,吉野敏武,大家利夫,板倉雅宣,坂本秀童子,太田徹也,冨田由利子,小池和夫,鳥海修,林治雄,日下潤一,家辺勝文,小泉均,向井裕一,境田稔信,高野琢巳,三橋洋一
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收起)